プロマネが意識するべきポイント(個人的見解)
はじめに
今までいろいろ考えながらプロマネをやってきて、色々思うところがあるので整理します。プロマネの仕事は仕事の具体的な内容より、何を意識すべきかが重要だと思っており、それをまとめました。プロマネだけでなく一般的なマネジメントにも通用することかと思います。
プロマネの仕事の本質は考えること、判断すること
管理「作業」がプロマネの仕事ではない。管理作業等の「手段」を通じて考えたり判断することがプロマネの仕事であり、そこを履き違えたプロマネはマネージャーではない。
目的はなにか?を常に意識する(させる)
一番大事なのはプロジェクトの目的。これはプロマネもプロジェクトメンバーも顧客も含めて、意識することが大事です。皆に意識させるのはプロマネの仕事です。プロジェクトの目的が意識できていれば、様々な状況でプロジェクトメンバーが正しい方向に判断してくれるようになり、自律的なチームになります。
メンバーを信頼する(かどうかを判断する)
プロマネはメンバーを信頼しなければいけません。もしくは、メンバーが信頼に足るかどうか判断をしなければいけません。メンバーを信頼しなければ、プロマネが仕事を抱えてしまうことになります。また、メンバーが信頼できるかどうかを考えることを怠った場合、メンバーがポンコツであることに気づかずに難しい仕事を振ってしまうことになります。
プロマネの責任
どんなに顧客がモンスターでも、どんなにプロジェクトメンバーがポンコツでも、プロジェクトを成功させることがプロマネの責任です。これを頭でも体でも理解できていないと、プロマネはできないです。(プロマネ業務をしている ≠ プロマネの責任を果たしている です)。プロマネはプロジェクトを成功させる、という目的に対しては手段を選んではいけません。プロジェクトメンバーだけで解決できないのであれば、社内・社外のリソースの活用、経営層レベルへのエスカレーションなど、プロマネはありとあらゆる手を使ってでもプロジェクトを成功させる必要があるのです。
ひとさじの熱い想い
冷静なマネジメントだけではプロジェクトは前に進まないことがある。リーダーとしてメンバーを動かす熱い想いも必要です。